2006年 11月 16日
造作材製作 |
現場が始まると、いつでも大工が現場いて、工事が進んでいくと思いますが、実はそうでもありません。昨日は大工は現場にはいませんでしたが、大工小屋で造作材を製作していました。造作材と言うと、主に”敷居”や”鴨居”などですが、他にも外部廻りの材料や、階段、手摺材などもその仲間です。造作材は製材所で大まかな寸法に荒挽きし、大工が溝をついたり、斜めに加工したりして製作します。最近の在来工法などの家では、和室などにだけ使われ、その他の部材は建材メーカーのセット部材を取り付けるだけですので、こういった工程はないのですが、私たちは大工さんに製作してもらっています。設計の自由度も上がり、仕上がりもとても綺麗です。大工さんにとっては手間ひまのかかる仕事です。現場に取り付いてしまうと当たり前のように見てしまいますが、大工が一本の木を削り、部材を造っていると言う事を知ってもらいたいと思います。
by kokoroyamazakiy
| 2006-11-16 09:47
| 木工事